フィルムパッケージが小ロットからネットで簡単に注文できるTOPPANのデジタルプリントパッケージ通販サイト「EASY ORDERT PACK」。
地域で活動されているクリエイターの皆さんに「EASY ORDER PACK」を幅広く知っていただきたいと思い、実際に地域で活躍されている方に使っていただきお話しを伺いました。
第1回目は「地域に愛とイノベーションを」と長崎市で、商品・サービスなどのブランド開発をお手伝いされているデザイン事務所「株式会社デザイン・スーパーマーケット」の古澤かのこさんです。
デジタルプリントでの仕上がりの良さに驚き
TOPPAN:今回、商品企画からパッケージデザインを制作していただきましたが、どのような商品でしょうか?
古澤さん:今回の商品は、長崎の名産である“そのぎ茶”を若い方にも手軽に飲んでもらえるような商品を企画しました。
毎日の生活になじむよう、朝・昼・晩とそれぞれの時間に合わせたお茶の提案、長崎のお土産を想定し、長崎にゆかりのある人物をグラフィカルにデザインしました。小ロットからOKということで、3種制作しています。
また、お土産として手軽に買いやすいサイズ感でティーバッグが3個入った商品を想定しており、それに合うサイズをホームページから選びました。
TOPPAN:フィルムのデジタルプリントは初めてということでしたが、仕上がりはいかがでしたか?
古澤さん:すごく綺麗に仕上がっていると思いました。当初はお茶ということで、和紙の雰囲気が良いと思い“クラフト”を選ぶか迷ったのですが、“アルミ地”を選び、白版を薄くしたり、濃くしたり、グラデーションを使ったデータを作ったのですが、アルミ地が生きた透明感のある感じやグラデーション部分が綺麗に出ていてよかったです。
TOPPAN:「EASY ORDER PACK」サイトからの注文の場合、色校正がないのですが、心配でしょうか?
古澤さん:最初は不安でしたが、今回この企画に参加し、仕上がりを見せていただき、TOPPANさんなら大丈夫!と思いました。その分、お安いというメリットとかもあると思うので・・・。
デジタルプリントで広がる可能性
TOPPAN:デジタルプリントでの印刷は初めてとのことでしたが、今後活用されたいと思いますか?
古澤さん:通常、フィルム印刷する際の版代が高いので、版代不要のデジタルプリントがあると良いなとはずっと思っていましたが、このようなサービスがあるとは知りませんでした。
お仕事いただいているお客様が中小規模の会社さまも多いなか、通常の印刷だと最低1万〜3万くらいのロットと言われても「そんなに数を出せないよ」というお客さまも多く、少部数でも対応してもらえる今回のサービスはすごく良いな思いました。
あとは、小ロットで複数作れるので、テストマーケティングとか期間限定のイベントにも良さそうです。
TOPPAN:通常の印刷物よりも単価が上がってしまう点は懸念材料になるでしょうか?
古澤さん:既存袋に両面に貼るシール代や手間を掛け合わせると、デジタルプリントの方が私はオススメだと思いました。袋の全面デザインもできるので華やかです。また裏面の表示が年々変わり、そのたびに改版するのは申し訳ないと思っていたので、表示が安定するまではこういうのも良いかなと。
また印刷会社によっては、3年ぐらいで版が無くなるという怖さもあるので。
TOPPAN:その他、良い点があれば教えていただけますでしょうか?
古澤さん:見積もり依頼をしなくても、ホームページに価格表が載っているので、便利ですね。
専門用語でわからない部分もありましたが、データ入稿に関してはデザイナーであれば1回作れば、慣れて作れると思います。
TOPPAN:活用していただけそうでしょうか?
古澤さん:はい!フィルムの依頼は色々とあるので。長崎という場所柄か麺類やお魚も多いのですが、種類も多く、シールがユポ紙だと価格も高いので、デジタルプリントが活用できそうです。
TOPPAN:ありがとうございます。地元の方の課題を解決するためのひとつとしてデジタルプリントがお役にたてるとうれしいです。
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